デザインを生み出し、発表するカフェArchitects Office(アーキテクツオフィス)
日本橋に戦前建てられた繊維問屋の倉庫。2005年に改装して出来たのが「Architects Office」。1階はカフェ、2階はギャラリー、3階には建築設計事務所とユニークな造りに。オーナーこだわりのコーヒー、お茶がいただけます。

NY・SOHOにあるカフェをイメージ
オフィスビルが立ち並び、新旧のお店が混在する街・日本橋。
古い繊維問屋の倉庫を改装して2005年にオープンした「Architects Office」。
1階にあるカフェは建築家である石川雅英さんが始めたお店で、ギャラリーも併設しています。

誰でも出入りできる、フリーの空間に
「建築事務所は、一般の方と割と距離があるんです」と話す石川さん。事務所を開設するにあたって、仕事の打合せスペースとして使用できるカフェを併設することを考えていたそうです。古い木造家屋の物件を探していたところ、日本橋に廃屋寸前だった繊維問屋の倉庫を発見し、すぐに持ち主を見つけて交渉。飲食店の設計実績を数多く持つ石川さんは、5メートルちかい天井のモダンな建物にリノベーションしました。「人がオープンに出入りして、時間を過ごしていただけるような交流の場にしたい」と1階をカフェ、2階をギャラリー、そして本業の建築事務所を3階に。まるみのある白い階段にも独特のセンスが感じられます。
北欧家具とコーヒーの香りに囲まれて
提供される焙煎コーヒーの器は、すべて白山陶器製。天井部分が一部吹き抜けとなった開放的なフロアにはオーダーメイドの北欧家具が配され、ショールームを兼ねています。「設計の依頼者の方たちというのは、多忙というのもあって実際に良い家具や器に触れる機会が少ないのです。インテリアや器にもっと親しんでいただける場として使っていただきたいという意向もあり、店内に置くものにはこだわりを持ってセレクトしています」と石川さん。メニューはドリンクのみですが、コーヒー豆も足で探して選び抜いたものを焙煎しているほか、風味豊かな静岡茶を提供しています。
建築関係の蔵書は、500冊以上
石川さんにとってカフェは、本を読み、じっくりと時間を過ごす場所。「私自身、仕事の合間に気分を変えたいときや、落ち着いて本を読みたいというときは1階で読みます。本棚には建築関係のものを中心に500冊以上並べ、充実させるようにしています。建築家志望の学生さんが来たりすることもよくありますね。最近は地元の方を中心に訪れてくださる方も増え、いろいろな方に知っていただけるようになりました。2階のギャラリーでは、不定期ですが展覧会を開催したりしています。デザインを生み出し、発表する場としても使っていただければと考えています」。と話す石川さん。
こだわりのコーヒーをこだわりの器・家具・空間で味わえるお店です。
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| 更新日:2009.05.31 | 取材・編集:UMI |