渋谷で中国茶、茶葉も茶器も見て買える茶屋カフェ。華泰茶荘(ファータイチャソウ)

渋谷に「華泰茶荘(ファータイチャソウ)」がオープンしたのは2000年11月。道玄坂を登りきった場所にある店舗は、1Fが茶葉と茶器、2Fは茶器、 3Fは茶藝館、4Fはお茶会などに使える個室があります。茶藝館(工夫茶器を使って、烏龍茶をていねいに入れる喫茶店のこと)と、茶葉・茶器の販売、中国茶教室と既製の形にとらわれない中国茶専門店です。

ビジネスではない、ライフワークとしての中国茶

「2度と同じ店は作らない」とマネージャーの林聖泰さん。林さんは台湾の中国茶の老舗「林華泰茶行」の5代目、人間国宝であった祖父の3代目として、中国茶鑑定士、中国茶講師、中国茶学会会員の肩書きを持っています。「この店はビジネスではなく、私の趣味です。中国茶は1000種類もあり、奥が深いものなので、お茶の勉強はライフワークです。少しでも多くの人に中国茶を知ってもらいたいですね。」

華泰茶荘のオリジナリティ

「華泰茶荘」外観1F には、博物館のガラスケースのような雰囲気の中に、さまざまな形の茶器が並んでいます。茶壷(急須のこと)、美しいデザインの蓋碗(ふたのついた茶碗)や 茶杯は、お茶がおいしく飲めるようにと色や大きさ、デザインのバラエティに富んでいるのが特徴。茶壷は茶葉の香りと味を吸収するので、茶の種類によって茶 壷を変えるのがポイントです! また、茶壷にかけたお湯を下で受け止めるように(茶壷全体を温めるために、茶壷の上からお湯をかける)作られた茶盤は、伸 縮性のある丈夫な竹製を用いています。お湯の入ったプラスチック製の電気ポットは、からだき防止付きで熱くならないので、安全性にすぐれているのですよ。

茶器茶器

「華泰茶荘」茶器

茶器だけではなく、茶料理にもオリジナリティがあふれています。茶葉を捨てるのはもったいない、何かに利用できないだろうか? と林さんやスタッフによって生み出された以下のメニューはほんの一例です。
・中国茶クッキー・特製ジャスミン茶のプリンタルト(見た目はエッグタルト)・東方美人茶ゼリー・茶スープ入り小龍包など、不要となった茶葉を再利用した茶料理はアイデア賞です!
店内は200年前の欄間を使用したオーダーメイドのテーブル、1本も釘がうちこまれていないイスと、良い物を長く使いたい林さんのこだわりが伝わってきます。

生産者の顔の見えるお茶

「LoversRockCafe Second」店内の様子の画像 「日本の緑茶のはずなのに、中国産の茶葉のものがありますね」とはドキっとするひとこと。私たちがスーパーで日本茶だと思っているお茶も、実は中国製のものがあります。お茶までもが工業製品として扱われているのです。

お茶は植物です。茶葉をつくってきた土、肥料、水、天候などの環境によって味わいが変わります。みなさん、野菜と同じように、どこの土地で、どんな人が、ど んな肥料を使って、お茶を栽培しているのか、気になりませんか? 同じ産地、同じ品種でも、お茶の味は違います!!これ本当です。

林さんは、お茶の安全性やおいしさを考えると、茶葉の栽培、製茶、精製をおこたれないと言います。同店で取り扱うお茶は300種類、中国茶の1/3を占めま す。台湾に無農薬の茶畑を持ち、茶葉の取引は長年の信頼関係のある人と行うなど、安全性に気を配っています。「できあがったお茶を選ぶ」側ではなく、「お 茶をつくる」側からお茶を見ることが大事なのですね。同店の中国語講座のインストラクターコースには、台湾の茶畑に行くことも含まれています。

中国茶の選び方

・お茶はその時の体調や気分、TPOで選びましょう。
(凍頂烏龍茶は、むくみ・花粉症・アレルギーに、岩茶は冷えに、目の疲れには菊花茶、安眠にはジャスミン茶が効果があります)

・中国茶初心者の方には、「目で見て楽しめる」紅牡丹、「甘みのあるもの」ライチ紅茶や東方美人がおすすめです。

・ 中国茶は種類が多く、漢字の茶名を見ただけでは、どんなお茶なのか見当がつかないことが多いと思います。そんな時は「味は緑茶の味で、香りがついているも の」「どんな料理にも合うもの」など、探しているものを店員に伝えてみましょう。きっとお気に入りのお茶が見つかるはずです。

・お茶の保存期間は、開封後が1ヶ月、未開封で2年間がおいしく飲める期間。保存にあたっては、茶葉は日光や照明でも酸化し、空気に触れるたびに水分を吸収し、酸化します。できる限り、空気や照明にさらさないようにしましょう。

「お茶を楽しめる場所として大事なものは、おいしいお茶、美しい茶器、良質な茶葉、いい雰囲気」華泰茶荘の徹底ぶりは、純粋に中国茶の世界を追求したい人、都心でのんびりとくつろぎたい人たちの心をとらえています。

 

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更新日:2008.08.19 取材・編集:原田翔太

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