新旧一体のベーカリー&カフェmixture(ミクスチャー)
下北沢の一番街の一角にあるベーカリー&カフェ「mixture(ミクスチャー)」。前身は、「大英堂」という老舗パン店。脱サラ起業したオーナーが、商店街と共に作り上げるカフェのスタイルに注目が集まっています。

新旧混然の街「下北沢」
古さと新しさが混在する下北沢。
駅から程近い一番街商店街の中にベーカリー&カフェ「mixture(ミクスチャー)」があります。
その前身は、40年以上続いた老舗のパン屋「大英堂」。
2005年12月、リニューアルして新しいお店に生まれ変わりました。
週末ボランティアからスタート
現在のオーナー兼店長である中井慈さんは、
もともと「大英堂」でボランティアをしていたそうです。
「サラリーマンだったので、毎週末お店に通って手伝いました」
実家のある埼玉から、電車で二時間かけての週末ボランティア。
ゆくゆくは飲食店の起業も視野に入れてのことだったといいます。

「いつか飲食店を開くときに自分でパンを出せたらいいな、と」
4年間通い続けて自信がついたとき、周囲の反対を押し切って退職。
ところがその矢先に、「大英堂」のオーナーが倒れ、閉店を余儀なくされたそうです。
「お店を残してほしい」というファンからの意見に後押しされ、
中井さんはオーナーの意志を継ぐことを決意。
ベーカリー&カフェ「mixture」としてリニューアルオープンしました。
「お金をもらって働く」ということ
自ら経営するのは、パン屋もカフェも初めて。
パン作りと接客、販売と毎日目の回るような忙しさだったそうです。
「やっぱり、そんなに甘くはなかったですね」と中井さんは振り返ります。
1日300個は売れるというパンの種類は50ー60種類。
クロワッサンやデニッシュ、ベーグルサンドから、
「大英堂」から受け継がれている甘コッペやあんぱん、さらには焼きたてピッツァまで。
また、一番街商店街の肉屋さんと協力してコロッケパン(150円)を作るなど、
地元の商店街の活性化にも力を入れているそうです。
笑顔と甘い香りに包まれて
焼きたてのパンを買いに店に入ってくるときのお客さんの笑顔。
パンを選ぶときのお客さんの笑顔。
イートインスペースで食べているお客さんの笑顔。
「また来るね」と言って帰るお客さんの笑顔。
「パンを食べたいって言ってくれるお客さんがいるから頑張れます」と笑う中井さん。
街の人を見守りながら、今日も笑顔でお客さんを迎えています。
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| 更新日:2008.07.31 | 取材・編集:UMI |