自家焙煎ネルドリップコーヒー専門店自家焙煎珈琲工房 南方郵便機

高田馬場から早稲田通り沿いを歩くこと10分と少し、明治通りの交差点を越えると同じ学生街でもエネルギッシュな喧噪とは少し違う、西早稲田界隈。その雰囲気にぴったりハマっているのが、こちらの「南方郵便機」さんです。店名は「星の王子さま」で有名なサン・テグジュペリの処女作品名から。美味しいコーヒー豆は南方からの素敵な贈り物、そんなロマンティックな思いが込められているのでしょう。

コーヒー好きにはたまらない空間

自家焙煎珈琲工房 店内  全9席と細長く小さなお店ですが、普通のカフェにないインパクトを放つ焙煎用の釜が入口の横で構えています。「見た目の印象そのまま、トーマスと呼んでいます(笑)」と可愛いわが子を見つめるように語るオーナーの今関さん。確かに蒸気機関車を思わせる趣きがあります。そして幾つもの麻袋に、瓶詰めされた豆たち。まさにこだわりの1杯を期待させる、コーヒー好きにはたまらない空間です。豆は常時15種類ほど揃い、数種類は時季に応じてレアな豆をラインナップさせているとのこと。(100g単位で購入可)

コーヒー好きが高じてオーナーの道に

自家焙煎珈琲工房 店内 焙煎の時間は夕方から閉店まで、独特の香りと音を楽しむならこの時間帯がおすすめですね。ところで今関さん、もともと府中にある本店の常連さんだったそう。学生、サラリーマン時代を通じてコーヒーの魅力をオーナーさんと語るうちに、いつしか自らもカウンターに立つ夢が芽生えたそうです。そんな折り、この早稲田通り店に釜を導入して2006年にリスタートすることになり、満を持して今関さんの出番! となった訳です。
 

コーヒーを引き立てる、絶妙な味わいのスイーツ

自家焙煎珈琲工房 メニュー  おすすめの一杯は「マンデリンのフレンチロースト」(400円)。一口含むと、その“情報量”に圧倒されました。香り、苦味、甘味。後味にはどこかフルーツの香りすら感じさせる爽やかさが残ります。「深煎りイコール苦味、そんな単純なものではなく、豆の魅力を最大限に引き出す。そのすべてをコントロールできるのが自家焙煎ならではの魅力ですね」季節や天候次第で微妙な加減が必要という、ちょっぴり気分屋の(笑)トーマス相手に、精魂込めて焙煎され、挽き、入れる。それを間近で感じながら楽しめるとあってなんとも贅沢なひとときです。こちらも自家製という「メープルのシフォンケーキ」(300円)はコーヒーを引き立てる優しい甘さでよく合います。「フルーツを使った凝ったスイーツなどは、かえってコーヒーの味を邪魔してしまうこともあるんです。あくまで主役はコーヒーですね」。

挽き方や入れ方はともかく、とにかく焙煎が重要

自家焙煎珈琲工房 店内   他にも「ブラジル一番摘みフレンチロースト」(初摘み、初出荷。実はコーヒー豆にとってとてもレアケースだとか)原泉そばの農園で育てられた「エルサルバトル温泉コーヒー」など、一見聞き慣れない、そして通人を唸らせる目利きと品揃えが目立ちました。「挽き方や入れ方はともかく、とにかく焙煎が重要なんです」と力説し、その言葉通りの美味しさを提供してくれる今関さん。その腕と飾らない人柄に惚れ込んだ常連さんが、取材中にもお気に入りの豆を買いにしばしば訪れました。コーヒー1杯でのんびり長居する学生さんの中には、もしかしてコーヒー好きが高じてオーナーの道を選んだ、未来の今関さんがいるのかもしれません。

 

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更新日:2008.11.21 取材・編集:中村洋子

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