ノスタルジックな空間で味わう一杯の珈琲但馬屋珈琲店
新宿西口界隈にあるレトロな雰囲気の「但馬屋珈琲店」。自家焙煎の一杯の珈琲からは、香り高さだけではなく、豊かさや独特の膨らみが感じられます。カップや調度品を愛でながら、喫茶の文化にも触れられる貴重なお店です。

一杯の珈琲を味わう豊かさ

「都会のガス抜き空間を作りたかった」というのは、オーナーの倉田雄一さん。
それまで同じ場所で運営していた純喫茶をやめ、
自家焙煎の「但馬屋珈琲」としてスタートしたのは1987年のこと。
店名は、倉田さんの父親である先代が
神戸の但馬地方出身だということからだといいます。
先代の志を継ぎ、店を経営するのは倉田さん(左)。
そしてお店の味を受け継いでいるのは店長の大久保清作さん(右)。

店内の調度品は「話のタネ」
店内には大正・明治・昭和、平成と、骨董品レベルの価値の調度品が置かれています。
コーヒーカップはもとより、ランプや古時計、蚊取り線香、たぬきの置物まで幅広いのが特徴。
「年配の方は『懐かしい』と言って話しかけてくださるんです。
そういう会話が出来るのも嬉しいですね」
というのは店長の大久保清作さん。
学生時代にアルバイトをしたのがきっかけでお店に惚れ込み、
ついには店長になってしまったそうです。
一見さんにも常連さんにも変わらない”おもてなし”を
お店の歴史が長いだけあり、古くからの常連さんも多く来店します。
オーナーの倉田さんは、
「初めていらっしゃったお客さんも大事にしたい。
心をおろそかにせず、丁寧なおもてなしをしたい」といいます。
ストレートは12種、ブレンドは3種、アレンジ10種類と
種類の多さが自慢。コーヒー豆だけ欲しいという
お客さんも来るのだといいます。
さらに、珈琲ゼリー(650円)やサンドイッチなどの軽食も人気だそうです。
「珈琲をメインに、いろいろ楽しんでいただきたい。定番以外のちょっと冒険したようなメニューもオススメです」と倉田さんは破顔一笑。
コーヒーを飲みながら、喫茶文化についてもしみじみ感じさせてくれる貴重なお店です。
| 1 / 2 | 次のページへ |
| 更新日:2008.08.31 | 取材・編集:UMI |