猫とジャズと、ミステリーと。乱歩゜
千駄木駅・団子坂出口より308歩。猫のモチーフが印象的な古びた喫茶店「乱歩°」があります。ミステリー愛好家のマスターが蒐集した舶来ものの仮面や置物が溢れ、店内は一種怪奇的な雰囲気。まるで物語の舞台にいるかのような錯覚を覚えるお店です。

ミステリーの舞台、団子坂にある喫茶店
地下鉄千代田線・千駄木駅から地上に出た場所にある団子坂。
かつては菊人形の名所だった場所で、ミステリーの巨匠・江戸川乱歩の
小説の舞台となった場所でもあります。
その坂沿いにある喫茶店「乱歩°」。
活字中毒のマスターをサポートするのは・・・?
店内のあちこちに、本が積み重ねられています。
さらにアフリカの仮面やインドの置物など、
舶来物の骨董品。
100年モノの古時計、そしてレコードプレーヤー。
江戸川乱歩をはじめとするミステリー、猫、ジャズ愛好家であるマスターが切り盛りしています。
白髪のマスター・鈴木稔さんをサポートしているのはフロアマネージャーの二代目良介さん。
活字とアルコールに目がない鈴木さんを日となり陰となり、支えてくれています。
「乱歩°」の宣伝・広報マンとしても活躍し、お店にやってくる人たちにも大好評。
よく写真撮影をせがまれることもあるのだそうです。
読書に最適な居心地とコーヒー
サイフォン式のコーヒーに、ブルーベリーソースのかかったレアチーズケーキが定番の人気。
お店に来る人の多くは、リピーター。
「2時間から3時間ちかくお店にいらっしゃるお客さまもいます」と話すマスター。
最近は少しづつ客層が変化しているといいます。
「フランスや韓国、台湾から来る方も。海外の東京案内ガイドブックに載っているらしくて」。
店内の落書き帖には、国内は北海道から九州、そして海外からの観光客の書き込みが見られます。
ギャラリーも開催。テーマはもちろん「猫」
店内の一角にはギャラリー。
そこには猫をテーマにした作品が並びます。
本やアンティークで雑然としつつも、お店の不思議な魅力に吸い寄せられるアーティストも多いといいます。
「昔からのお客さまは絵や写真関係の方が多いですね。それでお店で個展をやりたい、という話が出て。基本は展示のみですが、不定期でギャラリーをやっています」と鈴木マスターは言います。
馴染みの常連客には著名なアーティストや作家の名前があがります。
時には映画やドラマの撮影に使用されることもあるそうです。
猫とジャズ、そしてミステリー愛好家には、垂涎の喫茶店です。
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| 更新日:2008.08.31 | 取材・編集:UMI |